PNGがメタデータを保存する場所
PNGはチャンクの並びでできています。画像本体はIHDR・PLTE・IDATにあり、それ以外は任意です。AI Label Removerが削除するチャンクは次のとおりです。
- tEXt・zTXt・iTXt:自由テキスト、圧縮テキスト、国際化テキスト。Stable Diffusion WebUIはここに「parameters」チャンクを、ComfyUIは「prompt」と「workflow」のJSONを書き込みます。
- iTXtに格納されたXMPパケット。IPTCやAI生成の宣言を含みます。
- eXIf:EXIFデータ。アプリが写真からコピーした場合はGPSも含まれます。
- caBX:C2PAコンテンツ認証情報。
- tIME(最終更新日時)とdSIG(デジタル署名)。
見た目を変えないために残すもの
透明度(tRNS)、ガンマと色度(gAMA、cHRM)、sRGBフラグ、埋め込みICCプロファイル(iCCP)は表示に影響するため残します。アニメーションPNGはacTL・fcTL・fdATチャンクを保持するので、APNGのアニメーションもそのまま動きます。
IDATデータは再圧縮せずにコピーするので、洗ったファイルは元の画像とピクセル単位で同一です。テキストチャンクがなくなる分、たいていは少し軽くなります。
AIのプロンプトとワークフローを守る
Stable Diffusion、Forge、ComfyUIで作った画像を共有すると、誰でもそのPNGを同じツールにドラッグして、プロンプト、シード、モデル、ノードグラフを正確に復元できてしまいます。何が保存されているかはStable DiffusionとComfyUIがPNGにプロンプトを隠すしくみで紹介しています。洗えばすべて消えますし、残しておきたい場合は「生のメタデータ」タブから先にプロンプトをコピーできます。
削除されるもの・残るもの
PNGChunks
洗い流すもの
- tEXt
- zTXt
- iTXt (prompt
- workflow
- XMP)
- eXIf
- caBX (C2PA)
- tIME
- dSIG
残すもの
- IHDR
- PLTE
- IDAT
- tRNS
- gAMA
- cHRM
- sRGB
- iCCP
- acTL/fcTL/fdAT
- Orientation