まず元のファイルを手に入れる
メタデータが残っているのは、カメラや生成ツールから出たままのファイルだけです。スクリーンショット、保存し直したファイル、SNSから取得した画像は、たいてい再エンコードされてほとんどが失われています。可能な限り、圧縮された写真としてではなく「ファイルとして」送られた元の書き出しを求めましょう。
手がかり1:コンテンツ認証情報
C2PAに対応したツールはデジタル署名付きの記録を添付します。クレームジェネレーターには画像を作ったアプリやサービスの名前が、c2pa.actionsには「作成」「編集」などの工程が記され、digitalSourceTypeでAI生成を直接宣言できます。
記録は署名されているので、検証ツールを使えば署名後に画像が変更されたかどうかもわかります。AIサービスのマニフェストは、メタデータとして得られるもっとも強い証拠です。
手がかり2:IPTC DigitalSourceType
多くの生成ツールや編集ソフトは、コンテンツの作り方を記述する標準のIPTC項目を記入します。よく見かける値は次のとおりです。
- trainedAlgorithmicMedia:生成AIモデルが作ったもの。
- compositeWithTrainedAlgorithmicMedia:生成塗りつぶしのように、一部をAIで生成・置換した本物の写真。
- algorithmicMedia:手続き型アートのように、学習データなしでアルゴリズムが作ったもの。
- digitalCapture:カメラで撮影され、生成コンテンツの申告がないもの。
手がかり3:プロンプトとツール名
Stable DiffusionのフロントエンドやComfyUIは、プロンプト、シード、モデル、ワークフローをPNGファイルにテキストとして保存します。ほかのツールはXMPのCreatorToolやEXIFのSoftwareに名前を残します。いずれもAIが関わったことをはっきり示し、画像の作り方まで正確にわかることもよくあります。
画像がAI生成かチェックする
ページ上部のテーブルにファイルを置いてください。「AI の痕跡」タブは、AIの痕跡あり、もう一度確認を、AIの痕跡なしの3つのいずれかで判定し、各シグナルを出どころとともに表示します。「生のメタデータ」には元の値が表示されます。アップロードは一切ありません。見つかったものを消すにはAIメタデータ削除ページを使ってください。
ファイルが空だったら
メタデータがないことは、どちらの方向にも何も証明しません。編集ソフト、チャットアプリ、SNSは常にメタデータを削除しており、カメラのEXIFがないことはせいぜい弱い手がかりです。次の手順は、提供元の透かしチェッカー(たとえばGoogleのSynthID用)、最古のコピーを探す画像の逆検索、そして画像が最初に現れた場所の確認です。ピクセルをもとにしたAI検出器が示すのは確率であって、証拠ではありません。
画像のAIチェックについて
ChatGPTやGeminiで作られた画像だとわかりますか?
ファイルにコンテンツ認証情報が残っていれば、クレームジェネレーターにサービス名が記されています。Geminiの画像なら、GoogleのSynthIDチェックでピクセル内の透かしを検出することもできます。
AI Label RemoverでAIの痕跡が見つからなければ、本物の写真ですか?
必ずしもそうではありません。ファイルにAIメタデータが含まれていないという意味です。メタデータは簡単に失われたり削除されたりするので、痕跡なしという結果は証拠ではなく「不明」と受け止めてください。
InstagramやFacebookから保存した画像もチェックできますか?
できますが、プラットフォームは通常公開用のコピーからメタデータを削除しているので、ほとんど何も出てこないと考えてください。プラットフォーム自身の「AI情報」ラベルは別のシグナルです。
チェックは無料でプライベートですか?
はい。無料でアカウントも不要、ファイルはアップロードされずにローカルで読み込まれます。