ラベルが見ているのは写真ではなくファイル
Meta の AI ラベル「AI 情報」(以前は「Made with AI」)は、アップロードされたファイルに生成 AI の既知のシグナルが含まれていると付きます。そのうち 2 つは画像ファイルの中にあります。C2PA コンテンツ認証情報のマニフェストと、XMP に保存される IPTC DigitalSourceType プロパティです。
trainedAlgorithmicMedia という値は画像全体が生成されたことを、compositeWithTrainedAlgorithmicMedia は本物の写真に AI で作った部分があることを示します。どちらもアップロード時に自動で読み取れます。Meta は他のシグナルも使い、リアルな AI コンテンツの自己申告も求めているため、ファイルのメタデータは判断材料の 1 つにすぎません。
シグナルはどこから来るのか
本物の写真の場合、原因はほぼ必ずカメラではなく編集アプリです。よくある原因は次のとおりです。
- 生成塗りつぶし、生成拡張、AI 消去ツールの使用。c2pa のアクションが追加され、ファイルが合成として記録されることがあります。
- コンテンツ認証情報をオンにしたままの書き出し。すべての編集の一覧がファイルに署名されます。
- AI 消しゴムなど、スマホのギャラリー機能が残す編集マーカー。
- 既存のメタデータを引き継ぐ他のアプリを経由すること。保存し直してもマーカーが残り続けます。
AI Label Remover で原因の項目を特定する
ページ上部のテーブルに画像を置いてください。「AI の痕跡」タブに、各シグナルとその場所が「C2PA · compositeWithTrainedAlgorithmicMedia」「XMP · Iptc4xmpExt › DigitalSourceType」のように表示されます。「生のメタデータ」に切り替えると、マニフェストに署名したクレームジェネレーターや記録された c2pa アクションなど、元の値を確認できます。
「もう一度確認を」という判定は、AI の明示がないコンテンツ認証情報があるという意味です。それでもヒントとして扱うプラットフォームもあるので、投稿前に判断してください。
投稿するコピーを洗う
「すべての画像を洗う」を押すと、AI Label Remover は C2PA ストアと XMP・IPTC・EXIF のブロックをバイト列から切り取り、ピクセル、サイズ、回転、カラープロファイルはそのまま残します。洗ったファイルは読み直されるので、保存前に AI の痕跡が消えたことを確認できます。扱う痕跡の一覧は AI メタデータ削除ページにあります。
JPEG で保存し直してもメタデータは消えますが、そのたびに画像が再圧縮されます。ブロックを切り取る方法ならその劣化はまったくありません。
誤ったラベルを正すことは、正しいラベルを隠すことではない
洗う処理は、作品を誤って説明するラベルを正し、個人情報を守るためのものです。全体または大部分が生成された画像で本物と誤解されうるなら、プラットフォームのルールは通常その開示を求めます。ラベルは見る人に正しく伝えるためにあります。AI Label Remover は誤りを正すために使い、生成画像を写真と偽るためには使わないでください。
「AI 情報」ラベルについて
投稿後に「AI 情報」ラベルを外せますか?
通常は投稿の編集では外せません。本物の写真が誤ってラベル付けされた場合は、プラットフォームの異議申し立てやアカウントステータスの機能があれば使い、次回からは投稿前にファイルを洗ってください。
ファイルを洗えばラベルは必ず消えますか?
保証はありません。洗えばファイル内のシグナル(編集した写真でよくある原因)は消えますが、プラットフォームは別の検出方法を使ったり、申告を求めたりすることがあります。
見た目は変わりますか?
変わりません。削除されるのはメタデータのブロックだけで、画像データはバイト単位でコピーされ、回転と ICC カラープロファイルも残ります。
カメラの設定は残して AI の項目だけ消せますか?
現時点ではできません。AI Label Remover は場所、端末、作者、AI の来歴といった識別情報をまとめて削除します。公開共有ではそれがもっとも安全な既定値です。サイズ、回転、色、アニメーションは常に残ります。